ソニー時代の仲間
社会人として一番最初に入った会社で出会った人達との縁が長年続いているという方は多いのではないかと思います。私も最初に入ったソニーは、7年も経たずに退社してしまうのですが、当時一緒に仕事をしていた方々の中で、今でもお付き合いをしているメンバーが何人かいます。先日も、ソニー時代の同期や1期後輩の仲間達と2年半ぶりに会いました。彼らとは年に一度位の頻度で毎年会っていたのですが、今回はコロナ禍の影響があって、2年半ぶりの再会となりました。
彼らと最初に出会ったのが90年代の初めなので、会ってからもう30年近くが経つのかと思うと感慨深いものがあります。お互い頭に白髪が混じる年代となり、今は勤めている会社も皆違うのだけれど、会うと出会った当時の若手時代の話で盛り上がります。あの頃は、仕事帰りに毎日飲み歩いていたこともあり、先々でいろんな失敗をした経験があります。ある時は、会社近くの品川で飲んでいた際に、泥酔した先輩を介抱したまでは良かったものの、その先輩の靴を飲み屋で忘れてきたのを途中で気づくということがありました。同僚と一緒に先輩の両肩を担いで、品川駅前の横断歩道を歩いている時に、先輩がしきりに足が冷たいというのでふと足元を見ると、靴下で歩かせていたということがありました。それもこれも今では全て楽しい思い出になっています。
当時の失敗談を話し合って、腹を抱えて笑える仲間がいるというのは、本当に有難いことだと思います。