トランザクショナルになっていない?

こんにちは。インサイトブリッジの岩本です。ブログの第1回目は、私が大切にしている仕事に向かう姿勢について記載したいと思います。

私は2006年にリーダーシップ・コンサルティングの会社であるエゴンゼンダ‐に入社したのですが、入社後直ぐに、当時の東京オフィスのヘッドをしていたOさんから呼ばれて、彼の部屋に行きました。その際に言われたことを今でも鮮明に覚えています。
Oさんに言われたのは、「岩本さんはこれまでソニーやGEといったものをつくって、うっている企業で働いてきたと思いますが、我々が行っている仕事は対象が人になります。これまでの時のように、ものを扱うように右から左にトランザクショナルに仕事をするようになったら、この仕事は辞めた方が良いです。最初のうちは皆できるのですが、時間が経つとできなくなる人が多くいます。岩本さんが自身でそうなっていると思ったら、悪いことは言わないので、この仕事は辞めなさい」という言葉でした。

これまでの16年の中で多くのことを学んだのですが、この言葉が私にとっては一番の学び、正に金言でした。やってみるとこれが意外に難しくて、長く続けていく中では、合う人もいれば合わない人もいる訳です。その中でトランザクショナルにならずに、常に思いをもつというのは難しいことなのですが、安きに流れそうになった際に立ち止まり、この言葉を思い返していました。

この仕事を続けていく以上は、トランザクショナルならずに、思いを持ってリーダーシップ・コンサルティングの仕事に携わっていきたいと思っています。